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それから少しずつ学校に行けるようになり、中学3年になり仲良くなった子に誘われバレエも始めると、姿勢も良くなり表情も明るくなり、可愛い女の子だったひなは凛とした強さと綺麗も兼ねそろえた魅力的な女性になる。
高校に入りチアも始めたひなは益々キラキラ輝く魅力的な女性に変貌を遂げた。
9個も上のオジサンなんて相手にされなくなるんだろうなと思いながらも有り難いことにひなからの連絡は途絶えることはなく、月に1回は食事に行ったり交流を続けていた。
ひなが短大に上がった頃、ドライブで従姉の結婚式場だった場所を通った時に閉館になったことを知った。
ひなが悲しそうに
「式場は無くなっても修ちゃんと初めて出会った思い出の場所だから約束まで無効にしないで」と言われ、ひなが約束を忘れないでいたことが嬉しかった。
年の差もあり本当にオレでいいのか迷いがあったけど、既にひなはオレにとって手放せない存在になっていたので、その日からオレはひなに対し好意をストレートに伝え、仲を深めていった。
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