恋の魔法

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恋の魔法

「…美香、好きだっ、」 「…っあ、」 「美香、」 「薫、くんっ」 あれから寝室のベッドに運ばれ、さっきとは打って変わり、甘く、優しく抱いてくれる薫くん。 …でも、あたしの腕は薫くんのネクタイで縛られている状態。 縛られてするのも、今までにあるけど、薫くんにされるのは始めて。 それに、あたしを見下ろす薫くんの瞳は色がない。あたしを見ているようで、見えていないみたい。 薫くん、急にどうしちゃったの? 何かあったの?まさか、あたし何かしちゃった? …どうして、そんなに辛そうなの? たくさん話したいのに、薫くんの動きが激しくなってまた、聞けなくなる。
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