恋の魔法

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「…っあ、薫くん、もっと、」 「もっと、何?」 「…っあ、お願い、」 「…美香は可愛いな?ずっと俺だけに懐いてろよ?そうしたら、俺がずっと甘やかしてやる」 「…薫くんっ」 「好きだよ、美香」 寝室のベッドに寝かされ上から激しく攻める薫くん。 見上げれば、サラサラの黒髪の隙間から覗く冷たそうな瞳の中にある激しい熱。 それを知るのは、あたしだけ。 みんな知らないでしょ? 冷静沈着で大人で紳士、そんな彼は あたしの事になると、全く違う彼になる。 ヤキモチ焼きで、ヤンデレ気味、スマホを勝手に見るくらい束縛もしちゃう重~い男だってこと。 でも、それでいいの。 薫くんはあたしだけのモノ。 他の誰にもあげな~い♡ 薫くんはあたしに出会って恋の魔法に かかっちゃったの。 この魔法を解くことは出来ない、一生ね?
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