4.ドールの嘆き

6/8
前へ
/78ページ
次へ
「もともと俺たち、される側だった。 佐橋も俺も。初めては中学2年の秋、 同じ軟式テニス部の先輩に。 川瀬、お前の親戚ラブホ経営してんだよな、 じゃあもうヤッてんだろ?って部室で いきなり裸にされて。佐橋に相談したら 同時期に被害に遭ってて。どうせ掘られる のは時間の問題だし、済ませておかない? って、佐橋とヤッてみた。あの部屋で」 「ど、どっちがどっちで‥‥?」 「挿れたし、挿れてもらった。意外と スムーズにできるものなんだな、うん」 川瀬の話を受けて、佐橋も口を開く。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加