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shi-baが包み込んだ中には数多くの人間、異世界人達がいる
『おい!俺達以外もこの中に含まれたらシールドの意味なくね』
『キャアアアアア!』
ミレアは出来る範囲で敵を排除していく
それによりシールドの中に於ける人間と異世界人の割合が圧倒的に変わっていく
パニックに陥る者
戦う者
抗う者
怯える者
逃げ出す者
そんな人間達をshi-baは冷静な目で見ていた
「この世界の大半は状況とかによって個々の心の色も変化するんだ」
shi-ba達の世界では殆ど心に色が無かった、あってもかなり薄くほぼ半透明な者
またその反面殆ど黒、明らかに分かる黒、でも稀に薄い黒
つまり心の白黒がはっきりとした世界
shi-ba達は無等色側に居た事により、その側の者達の心の概念に殆ど邪念が無かった
例えば半裸の意味は寒いから身に纏う
誰一人恥ずかしい、いやらしい、汚らわしい、そう言う心を持っていない
なので全裸だろうと半裸だろうと気にしないのだ
戦う時も最低限のものしか身に着けない
手袋、ブーツ、武器
そんな世界に居たshi-ba達にとってはこんな沢山の色がある世界は初めてだった
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