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不思議屋
ある時、少年だった私が見た、不思議なお店の不思議なお話をしよう。
そのお店の名前をみんなは「不思議屋」と読んでいた。
このお店はなんでも屋さんでね、依頼をしたらなんでも必ず助けてくれる。必ずだ。
そして、大事な言葉を伝えては消えて行ってしまう。
しかも、一度依頼すると二度と見つけることはできない不思議なお店さ。
それでも、依頼主たちは、みんなこのお店に救われていった。
今から話すこのお話は、少年だった私が、そのお店でバイトをする1ヶ月間の小さなお話。
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