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今日も、太陽さんは元気いっぱいのニッコニコ。
どこまでも広がる青い空から、みんなのことをそっと、見守っています。
街を行き交う人々。
楽しそうな人達や、忙しそうな人、どこか落ち込んだ様子の人まで、色んな人がいて、太陽さんは、そんな人達を優しく優しく見守っているのでした。
雨さんの時や曇りさんの時とは違う。
太陽さんがニッコニコだと、多くの人が笑顔になってくれるのです。
けれど、ある人だけは、違っていました。
太陽さんはいつだって、元気いっぱいのニッコニコ。
でも、ある人、彼だけは、カーテンを少し開けては、太陽さんをギロリと睨みつけて、シャッと乱暴にカーテンを閉め切ってしまうのです。
彼は、思っていました。
"今日も晴れたのか。晴れなきゃいいのに。
そもそも、晴れる必要性を感じない"
どこか冷めたような彼は、朝だというのに、また、ベッドの中へともぐってしまいました。
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