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太陽さんは、そんな彼が、気になり始めていました。
太陽さんは不思議そうに、いつも、彼の部屋の窓を見つめています。
"どうして彼は、こんなにも太陽を嫌うんだろう?"
そう思うと、ますます彼が、気になって気になって仕方がありません。
太陽さんは思いました。
"そうか!ボクがもっと、ギラギラのピカーッってなったらいいのか!"
太陽さんはどうやら、分かっていないようです。
彼は、太陽さんを嫌っているのに、太陽さんは、自分の眩しさ、元気さが足りないからだと、勘違いしてしまったのです。
太陽さんはやっぱり、いろんなことを前向きに考えてしまいますね。
そうです。
太陽さんに、"ネガティブ"という言葉だったり、"悲しみ"という感情が、無かったのです。
太陽さんにあるのは、常に、明るい気持ち、一色です。
けれど、彼を気になり始めてから、太陽さんの中で、少しずつ、でも確実に、何かが変わり始めようとしていました。
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