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少しすると集中治療室から看護師さんが出てきて、麻緒のお父さんとお母さんが集中治療室の中に入った。
しばらくして僕が集中治療室前の廊下の長椅子に座って待っていると、麻緒のお母さんが出てきて、
「麻緒は息を引き取ったのよ!
今日はもう遅いから涼玖君は家に帰った方がいいよ!」
と優しく声をかけてくれた。
僕は目から涙が溢れ出てきた。
そんな僕を見て麻緒のお母さんは、
「涼玖君、今日は遅いから帰ろう!
駅まで送ろうか?」
と麻緒のお母さんが僕に優しく声をかけてくれたので僕は、
「大丈夫です。
1人で帰れます。」
と言って病院を出た。
自宅に帰った僕は、父と母に今日の交通事故のことを正直に話した。
部屋に入った僕は、ベッドに転がり込んで泣き続けた。
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