月曜休みの過ごし方

21/41
前へ
/41ページ
次へ
すこしずつ、早くしてくる。 「昨日、会った時からさ、こうなんねーかなって、思ってたんだよね……!」 ボクの肩に顔を埋めたまま、こもった声で言ってきた。 「だからっ、ハッ、今、めっちゃ嬉しい」 大きな体が波打って、叩き込んでくる。 「はっ、あ、えっ……!」 聞こえてはいるけれど、返事ができない。 カズマくんの“先っぽ”が、ボクのイイ所に当たっている。ぐいっ、ぐいっ、と押し上げるようにされて、口が閉じられなかった。 「ンーっ!」 カズマくんがうめいた。いきなりベッドに手を突いて、一気に体を起こして、肩を押さえ付けてくる。 「さすがにこんな、ここまでヤラシーとは、思わなかったけどっ」 がっちり目が合った。見下ろされたまま、そう言われた。 赤い髪から汗が流れるほどになっている。肩や腕の筋肉とか、胸筋、腹筋を伝っていく。 正直、めちゃくちゃタイプだ。 その体勢で、腰を振って、ガツガツ突き込まれた。 全体がこすれて、ヌルヌル入ってくる感触が分かる。ばちゅっばちゅっと大きな音をさせて、ぶつけられる。 「あああっ! あ、ああっ!」 自分でもビックリするほどの大声が出ていた。全身がしびれて、勝手に涙があふれてくる。 ムーさんとのエッチも気持ちはよかったけど、こんな感じじゃなかった。それが悪いとかじゃなくて。 今は、カズマくんは、もっと正直で、素直で、色んなことを気にせず、体ごとぶつかってくる感じ。 「ひっ、ひっ、ああ、ああぁ……!」 息が吸えない。体をよじって、首を振る。 それでも、カズマくんは止まらなかった。 「ああ、すごっ、ユイトさん、感じまくって……」 そこまで言って、ぐっ、ぐぐっと押し込んできた。腰や背中が、ベッドから浮き上がるほど反ってしまう。 その体勢で、軽くさわられた。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加