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ティッシュをゴミ箱に捨てた後は、下を向いて、にやっとした。どこを見ているのか分かった。
「……でも、寝落ちして正解かも」
笑った顔が、何か企んでいるように見えて、なぜかドキッとしてしまった。
それから、ボクの体の左右に手を置くと、
「なんか、イッてる時のユイトさんてバカエロいね」
と言って、すぐにまた動き始めた。
今度は、ベッドがギシギシ鳴るほど大きく。ずくっ、ずくっ、と奥の届く所まで、全身を使って突いてくる。
「んっ、んんっ、はっ……」
ボクはさっきと同じように脚を開いて、そこを見ていた。黒い毛とゴムがローションでぬちゃぬちゃになって、ボクのお尻に入っていた。
先に出したのは、正解だったのかもしれない。
声は出てしまうけれど、すこし落ち着いて、カズマくんを見ている事ができた。さっきは自分のことで必死だったから。
カズマくんはボクをカワイイと言ったけれど、腰を振るカズマくん本人も、ボクにはカワイく思えてきた。
「あー、ヤバっ、はー、はー……ンっ」
ずっと口を開けているから、よだれが垂れそうになっている。そこに自分の指を入れて、濡らした手で、またボクのモノをさわってきた。
「あっ! えっ、い、今はダメ……!」
あせって止めようとしても、腰をぶつけながら、にちにち音をさせてにぎってくる。出したばっかりなのに。
「何で、いいでしょっ、まだ、まだ溜まってるはず」
強めに何回かしごかれるだけで、すこし硬くなってしまう。
「ほら、この方が、きもちいって」
カズマくんがそう言って、ボクの手をひっぱって来た。手を上から押さえるみたいに、にぎらされる。
自分で、という意味らしい。
「あー、うぅ……」
ただでさえ明るい中でエッチしているのに、こんなの、1人でしている所を見られているようなものじゃないか。
でも、手が動いてしまう。もっと気持ちよくなりたい。そう思ってしまう。
恥ずかしい音をさせて、こすりはするけど、恥ずかしくて、目を開けていられなかった。
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