45人が本棚に入れています
本棚に追加
ドキドキしてくる。もうすでに1回エッチしたのに、何でキスくらいで、また興奮してしまうんだろう。
「ん」
ギシ、とベッドが鳴って、カズマくんが上に乗ってきた。
もっと動きが大きくなる。ボクも脚を開いて、また腰の後ろに絡めた。
このまま手でいっしょににぎったら、どんな感じだろう。
このまま、また入れられてしまうかもしれない。
そう思っただけでよだれが溢れてきて、飲み込んだら、ごくっとのどが鳴った。
すごく欲しがってるみたいだ。ああ、また、からかわれる。
カズマくんが糸を引いた唇を離して、はあ、と息を吐いた。
「2回戦してい?」
言われると思った。
ボクですら途中で止まっているのに、カズマくんが1回で満足するはずがない。
「いいけど、もうゴムないよ……」
「ナシじゃダメ?」
すかさず聞かれて、またドキッとした。
「う……」
ムーさんともした事がない。でも、想像した事はある。
ここまで来て、断れるわけがない。
さっきと同じシチュエーションで、返事を待たれていた。
「後処理手伝うから」
ダメ押しで言われて、
「わ、分かった、いいよ……」
オッケーしてしまった。と言うか、ボクもそうして欲しかった。
それからは、立ってヤリたいとか、バックがいいとか、どんどんリクエストされて、ボクは聞き入れるだけだった。
ベッドに手を突いた体勢で、カズマくんが後ろに立って、入れてくる。
背の高さが違うから、できるだけ入れやすいようにつま先立ちになった。足が短いのは、こういう時にも困る。
「あ、あ……おっき……」
確かに気持ちいいし、声は出たけれど、ゴムありの時との違いは、正直、分からない。ナマという特別感は、こんなにあっさり無くなってしまうものなんだ。
「あはっ……すご、ちんこ溶けそう」
でも、カズマくんが言ってくることに興奮した。
最初のコメントを投稿しよう!