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もう、腕にも脚にも力が入らない。
いろいろと慣れてない事が起こりすぎている。イヤなわけではないけれど、ついて行けなかった。
体力的にも、精神的にも、正直、しんどい。
「いい、分かった。じゃあこのまま」
カズマくんはそう言って、すぐ体勢を立て直した。立ちバックではなくなってしまったけれど、別に怒ったり、拗ねたりもされなかった。
ベッドの上で丸くなったボクの腰に手を添えて、また動き出す。
体位が変わって、いきなりイイ所に当たる。
「いあっ! ああ!」
さっきより大きな声が出た。
体が揺らされる。全身が火照って、頭のてっぺんまでしびれて、涙が止まらなかった。
「あっ、ひあっ! お尻、おしり、とけそぉ……!」
カズマくんがこすれて。
ローションの水っぽくなった感触があるお尻から下腹まで熱い。
オモチャではこんな風に思わないのに。
今は、体温があるから。
「は、はあっ? 何それエロッ……!」
興奮した声で聞き返される。
先に自分が言ってたのに。それでボクも興奮したのに。
カズマくんの“ちんこ”が、ボクのお尻で溶けそうになっていた。
そこを、今までよりももっと、突くと言うよりも、掘るみたいにされる。オモチャでする時とは違って、自分の意思じゃなく、ぐりぐり掘られて。
「あああ、ああぁ……!」
お腹から喉まで、しぼり出すような声が出た。
ダメだ。気持ちよすぎる。
2回目なのに、カズマくんのちんこは、何でこんなに硬いんだろう。
しごいてないのに、出てくるのが分かった。
「出ちゃう、もう1回、もういっかい出ちゃ……」
「いいよ、出して、出してユイトさん……!」
そう言われて、内ももがびくびく震える。
「ひあ……ああ、出る、出るぅっ!」
こんなに恥ずかしいことを叫びながらイクのも、初めてだった。
視界が、きゅうっと狭くなる。
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