月曜休みの過ごし方

32/41
前へ
/41ページ
次へ
2回目だから量は少ないし、勢いもない。けれど、白い液がとろとろあふれるみたいに出ているのが見える。 その間ずっと、頭の上で、シーツをにぎりしめていた。 本当に、手でさわらずに出ちゃうなんて。 1人で遊んでいても1回しかなかったのに、それを、誰かとのエッチで経験するなんて。 カスマくんて、上手なんだ。 でも、それだけで終わらなかった。 カズマくんも同時か、すこしだけ遅れたタイミングで、ボクの中に出していた。 「あっ……中、に……」 気付いて、思わず声が出るほど、注がれているのが分かった。お尻を上げた、ほとんど逆さまの状態でそれを感じる。 うめき声は聞こえなかった。ボクの声でかき消してしまったのかもしれないけれど。 やっぱり声を出す方が、珍しいみたいだ。 じわじわと熱が広がるように、下腹が温かくなってくる。ボクの中で、カズマくんが、何回も、どくっどくっと動いている。 なぜか、それを感じながら思った。 やっぱりボク、カズマくんのこと好きかも。 そのカズマくんも倒れるようにして、丸まっているボクの上に覆いかぶさって来た。腹筋や胸筋があたる背中が、汗でヌルヌルする。 「はー、やっば……。すっげーヨかった」 脱力し切ったみたいに言うのが聞こえて、重いけど、安心した。迷ったけれど、2回目もして良かった。 「ね……ユイトさん平気? てか、倒れてっけど」 すぐに気づかってくれるし、 「う、うん、平気……平気だよ」 「ヨかった。ね、マジでヨかった、ありがと」 正直にまっすぐに伝えてくれて、頭もわしわし撫でてくれる。 それからまた、すぐに体を起こした。 床にしっかり立って、ボクの腰に手を添えて、ゆっくり腰を引くのが分かる。 カズマくんのちんこが、抜けていく。先っぽまで出る時に、ぷちゅっと音がして、ローションといっしょに糸を引いたのが、お尻に垂れてきた。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加