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2回目だから量は少ないし、勢いもない。けれど、白い液がとろとろあふれるみたいに出ているのが見える。
その間ずっと、頭の上で、シーツをにぎりしめていた。
本当に、手でさわらずに出ちゃうなんて。
1人で遊んでいても1回しかなかったのに、それを、誰かとのエッチで経験するなんて。
カスマくんて、上手なんだ。
でも、それだけで終わらなかった。
カズマくんも同時か、すこしだけ遅れたタイミングで、ボクの中に出していた。
「あっ……中、に……」
気付いて、思わず声が出るほど、注がれているのが分かった。お尻を上げた、ほとんど逆さまの状態でそれを感じる。
うめき声は聞こえなかった。ボクの声でかき消してしまったのかもしれないけれど。
やっぱり声を出す方が、珍しいみたいだ。
じわじわと熱が広がるように、下腹が温かくなってくる。ボクの中で、カズマくんが、何回も、どくっどくっと動いている。
なぜか、それを感じながら思った。
やっぱりボク、カズマくんのこと好きかも。
そのカズマくんも倒れるようにして、丸まっているボクの上に覆いかぶさって来た。腹筋や胸筋があたる背中が、汗でヌルヌルする。
「はー、やっば……。すっげーヨかった」
脱力し切ったみたいに言うのが聞こえて、重いけど、安心した。迷ったけれど、2回目もして良かった。
「ね……ユイトさん平気? てか、倒れてっけど」
すぐに気づかってくれるし、
「う、うん、平気……平気だよ」
「ヨかった。ね、マジでヨかった、ありがと」
正直にまっすぐに伝えてくれて、頭もわしわし撫でてくれる。
それからまた、すぐに体を起こした。
床にしっかり立って、ボクの腰に手を添えて、ゆっくり腰を引くのが分かる。
カズマくんのちんこが、抜けていく。先っぽまで出る時に、ぷちゅっと音がして、ローションといっしょに糸を引いたのが、お尻に垂れてきた。
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