月曜休みの過ごし方

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お風呂に一緒に入って、カズマくんに“後処理手伝って”もらうのは、想像以上に恥ずかしかった。 「や、やっぱりいいよ、自分でする」 振り向いて言ったけれど、 「何で? いいって、エンリョしないで。オレのワガママだし」 遠慮と言うか、そうしたいのに。 グイグイ押されて、バスタブの中に立たされた。 向かい合う場所にカズマくんも入ってくる。ずっと見ているのに、お風呂の照明のせいか、まだ汗できらきらした裸が、ボクにとってはバカエロくて仕方ない。 カズマくんがシャワーノズルを外して、蛇口もひねってくれた。ボクはその場に突っ立って、水がお湯になるのを待つしかなかった。 「い、いつもこんな事してるの?」 思い切って聞いた。 「こんな事?」 聞き返されて、ますます恥ずかしくなる。言わなきゃ良かったと思うけど、無言で待っているのも変な気がした。 「その、後処理……って言うか」 「あー。いや、うーん、別にいつもってワケでもねーかな、相手次第」 「そ、そうなんだ。モテそうだもんね、カズマくん……」 目を逸らすと、シャワーを持ったまま顔を近付けてきた。 「ね、やっぱ遊んでそうって思ってるっしょ」 ギクッとした。 「あっ、いや、その、経験人数、多いんだろうなーとは……」 しどろもどろに言い訳をするけれど、顔を上げた拍子に見えた奥二重の目は、何だかさみしそうだった。 「そりゃアンタよりはね」 ちょっと冷たい声で言われて、怒らせてしまったのが分かった。 「だ、だよね……何か、ごめんね」 めちゃくちゃ気まずくて、下を向いて謝るしかない。足にかかるシャワーも、なかなか熱くなってくれない。 でも、ふっと影が落ちてきた。 顔を上げると、キスされた。 「んっ」 声は出てしまったけれど、申し訳なくて、口を開けられなかった。 何でだろう。怒らせてしまったはずなのに。考えていると、ぺろっと唇を舐められた。 「別にいいけど……実際そんなでもねーかもよ?」
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