羊の壺

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「そろそろ君はお仕舞いだね」 羊はそう言って壺に戻った 俺は壺の中を覗き、更に逆さにしたが何もいない 思いきって手を入れると誰かに掴まれた。。。気が いや、気のせいじゃない 怖い! 喋る羊より怖い!と本能が感じる 俺は怪我を承知で壺を割った すると男らしきごつい手が落ちてきた 親指の付け根に深い傷がある 「これ。。。お、親父の。。。」 それは紛れもなく一昨年死んだ親父の右手だった
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