魔女 リュミエール

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魔女 リュミエール

 昔、魔女の村という、魔法を使える女性達が住む村が、人目のつかない森の奥に存在していた。  だが、その村は、人間により滅び、魔女は次々と倒れていく。  そんな中、たった一人、家族の手によりこの世をさ迷うことになってしまった魔女がいた。  その魔女は、様々な魔法を扱う。  回復魔法、属性魔法。それだけでなく、使い魔も使役していた。  漆黒の髪を靡かせ、ミッドナイトブルーの瞳を星空に向ける、魔女。  手には、木製の大きな杖。両手で握り、歩き出した。 「――――私が、魔女の木を守らないと」  一人生き残り、全てを抱えてしまった魔女。  その魔女の名前は――――リュミエール。
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