新しい隣人は超イケメン

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何と表現すればいいんだろう。 とにかく、頭のてっぺんから足のつま先まで、全てが「完璧」。 こんなキラキラした人間が実在するなんて…… この世のものとは思えない、恐ろしい程の最上級イケメンに、私は一瞬で心を鷲掴みにされた。 こんなことは生まれて初めてで、今、感情がぐちゃぐちゃになっている。 「桐生です。よろしくお願いします。これ、良かったら食べてください」 目の前に差し出された某有名百貨店の紙袋。 「……いただいてもいいんですか?」 「もちろんです。美味しいですよ、ここのメロン。嫌いじゃないですか?」 「メロン、大好きです! ありがとうございます。でも、これ……きっとものすごく高価なものですよね?」 そっと覗くと、紙ではなく、木箱が入っている。 「いえ、気にしないで下さい。これから何かとご迷惑をおかけしてしまうかも知れません。どうぞよろしくお願いします」 本当に言葉が丁寧で、立ち居振る舞いも素晴らしく、かなり好感が持てる。
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