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月明かりに照らされてキラキラと銀色に輝く羽根が夜空から降ってきた──
星空を見上げるとそこには綺麗な月を背に、羽根の生えた人影が浮いていた……
とても美しい……うっとり見とれていると「ニコッ」とその不思議な人?が眼の前に!
「!?」
(天使!?まさか天使なの?イヤイヤイヤ……世の中天使なんて存在するの??でも目の前浮いてるし!!羽根生えてるし!!)
「··········。」
(私の周りクルクル飛んでるし。)
とりあえずさっき降ってきた羽根を手に取って月明かりに照らして見た。
──綺麗。こんな綺麗なもの見たことない·····。
いいなぁ。
「ねぇ、天使さん?」「言葉分かる?」
(分かんないか…。なんか空飛べていいな。)
その瞬間、フワッと体がいきなり浮いた……。えっ?!驚く暇もなくフワフワ流されている。
(私空飛んでるの?心の声聴こえてた。)
いつの間にか空高く、下を見下ろすとキラキラと小さな街が、隣にはニコニコしながら天使が。
夢のような出来事に心がついていけていない。手にはさっきの羽根が。もしかしてこれのおかげで飛べてるの?!落ちないように羽根をぎゅっと握って、隣を見ると──
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