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プロローグ
「この時を待っていたぞ!」
西暦2225年、暗殺組織SilentRavens通称S.Rの最下層5階に4代目司令長官諸星龍明は白銀と蒼炎の光を纏う人型の少女を目に感激している。
様々な機械に繋がれている少女は解放され胸のコアから蒼い光が宿りゆっくりと目を開けた。
「………?」
最初に自身の手元を眺めここはどこかと周りを見渡しようやく龍明と目が合った。
「僕がわかるかい?」
「S.R組織司令長官、諸星龍明ですね」
感情のこもらない口調で龍明の名を口にした。さらに龍明は歓喜し再び質問をした。
「自分の名前を言えるか?」
「認識番号1020防衛決戦サイボーグ諸星ネオンです」
「そうだ、正解だ。…………ふむ、まだ感情が追いついていないのか?」
「いえ、あたしの脳は健全です。しかし目覚めたばかりなのでまだ全ての機能が起きていません」
しかし徐々に機能が動いていることが分かる証拠が目の前に映った。
「可愛い……」
「えっ…?」
「ほらっ!ココロが芽生えてきた、照れているではないか!」
鏡を差し出した自分の顔を見ると火照っている自分が写っているのを見てネオンは目を見開いた。
「なんでしょう…とても複雑な感情が浮かんでいて……嬉しい…という言葉が頭の中に思い浮かんでいます」
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