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2話
気づいたら、見覚えのある場所にいた。
「あぁ」
そこは25年前事故で死んだときに来た場所だった。
そこで、聞き覚えのある声がした。
「おぉ、来たか」
そこには、25年前と変わらない姿のおじいちゃんがいた。
「あ……」
「おひさしぶりだのう。今回は、自殺か?……違ったわ……自殺未遂かの」
「……未……遂?」
死ねなかったのか……?
じゃあ、なんでここに、来たんだ……?
死にたい、のに
「おじいちゃん!俺のこと殺してください!」
「ん~できんな」
「なんで!前は『殺しちゃった』とか、言ってたじゃないかっ!」
「あれから……少し事情がな……」
なんだよ……俺を、はやく、はやく、殺してくれよっ……
「ころしてよ……」
叫んでしまった
「あ~うるさい!もう一回野菜になってこいっ!」
その瞬間、俺の意識が途絶えた。
最後に、おじいちゃんが
「おもしろいことおもいついた」
と言っていたような……
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