わたしの魔王/僕の魔女様

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「一度目の人生も、今も、ずっと君が好きだよ。アンヌ」  そして、真相を打ち明けてくれたオリヴァーは、わたしのことを抱きしめた。  わたしも彼の背中へ両腕を回す。 「……わたしも、あなたのことが好き」 ★ ★ 「魔法陣、もったいなかったかしら」 「家を燃やすにはちょうどよかった。森に延焼せず、家だけを焼けたから」  それもそうか、とわたしは燃え盛る家を見ながら呟いた。  名残惜しくないといえば嘘になる。  しかし王家からの使者はまだ生きている。追っ手が来ないとも限らないのだ。 「唯一持ち出せたのは、これだけだったわ」  わたしは、懐から七色に光る石を取り出した。 「まだ持ってたのか」 「当然。あなたが『似合う』って言ってくれたんだもの」 「恥ずかしいから忘れてくれないか」 「お互い様」  わたしたちは顔を見合わせ、どちらともなく微笑み合う。  すると、オリヴァーがわたしを抱き寄せた。 「まずは、どこへ行こうか? 僕の魔女様」    了

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