なかみ

レベルライン

　透明な素材のようで透明ではなく、肌色を部分的に変える事が出来る。
　顔までカバーする事で紫外線を程よく防止し、肌の色の調整、メイクアップ、シミ隠しをこれだけで賄える。
　当然、シワ隠し、プチ整形なぞお手のものだ。
　その他ネイルアート、タトゥーアートを施すことも可能で、今じゃその道の職人なんて天然記念物扱いだ。

　目に関しては別売りで、「アイ」を使用したコンタクトレンズが存在する。
　視力の自動調整機能があり、作業や状況に応じて変化するという。
　もちろん瞳の色の変化も可能だ。

　そしてそのコンタクトレンズは『アイ・Ｂスーツ』と連動して、バーチャルリアリティの世界を映し出す。
　ゲームや学習、会議はもちろんの事、高度な操作を必要とせずロボットアームによる繊細な手術を遠隔操作で行ってしまう。
　今の世の中、『アイ・Ｂスーツ』を活用した技術であふれかえっている。

　今現在『アイ・Ｂスーツ』を主に製造しているのは３社で、シェア数を誇る低価格帯を中心とするジャイナ社、新機能などバンバン発表してくるＡｉＢＳ研究所、魔法使いの研究員が多く所属し繊細な技術が優れている富豪ユーザー向けのＴ３社となる。