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序・語り手の紹介
《語りを務める、フェリです。よろしく。》
「むかしむかし、あるところに……」
《……で、いいのかな?》
《何せ、盛企のアニキに言われて語ってるからさ。俺、読み物は音読よりも目で追うほうが好きなんだけど、やってくれたら500円あげるって言うから、やってるんだ》
《別に、そこまでお金がほしいとは思わないんだけど、無いよりはマシかな、って思ってね。それに、よく考えたら、文学フリマで3冊しか売れなかった作品のモトを、ちょっとでも取れるわけだし》
《じゃ、始めます》
コホン。
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