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第八話 帰ってきた大江戸編
今までのあらすじ・・・・
藩が取り潰しになり、浪人の身分になってしまったカワスソ...
とりあえず、幕府の浪人手当ての手配が終わり、一段落したものの、心の空しさは避けようがない・・・・
そこで、ぽっかり開いた心の隙間を埋める為に、隣国の共産幕府への傷心旅行(笑心旅行)に向かうのであった・・・・
とりあえず、向かうはシンセンの南山藩士 S之介殿のお屋敷であった・・・
カワスソ 「お久しぶりでござるぅ~♪」←傷心旅行中
S之介「おひさし~♪」
「遅かったでござるな?」
カワウソ 「うむ」
「とりあえず、心に開いた穴を埋める為に、足裏マッサに行っていたでござる!」←傷心旅行中・・・
S之介「なるほど・・・・」
「まず、足裏の穴を埋めてきたわけでござるな」
カワウソ「まぁ、完璧に埋まるまでには、あと数回は通わねばのぅ」
S之介 「あ、そうそう頼んでいた物は?」
カワウソ「もちろん持参したでござる♪」
パカッ(トランクを開ける音)
「ええと、まず書物17冊・・・」←今回の荷物の40%
S之介 「おお!」
カワウソ 「それと、関所の目をかいくぐって持ってきた、頼まれたエ○ゲーム3本」
S之介 「ぬぉおおおお!」
「これは名作中の名作でござるぞ!」
カワウソ「そんな面白いでごじゃるか?」
「拙者、正直そのジャンルには、まだ手を出してはおらぬのじゃが・・・・」
S之介 「ぜひ、試してみられよ!」
「さっそく、麻呂殿のパソコンにインストールしてせんじよう♪」
カワウソ「了解した。帰国後試してみるでござるぅ♪」
「それと、これはサービスでごじゃる♪」
S之介 「むむ、このハイカラな雑誌は?」
カワウソ「空港で見つけたanecanでござる!」
S之介 「おお、これで勉強するでござるよ♪」
カワウソ「日々これ精進ですぞよ!」
S之介 「で、麻呂殿、明日はどうするでごじゃるか?」
カワウソ「昼飯を食べてからサウナに行って・・・・・」
S之介 「ふむふむ」
カワウソ「汗を流した後、休憩所で昼寝して・・・・」
S之介 「ふむふむ」
カワウソ「本よ読みながら足裏マッサして・・・・」
S之介 「ふみふみ・・・・・」
カワウソ「足の爪切ってもらって・・・・」
S之介 「ちょきちょき・・・」
カワウソ「耳掃除してもらって・・・・」
S之介 「ほじほじ・・・・」
カワウソ「とどめの全身まっさですか」
S之介 「ふ、黄金のフルコースでござるな♪」
カワウソ 「うぃ♪」←しつこいが、傷心旅行中・・・・
と、まぁこんな感じで、サウナ行ったり、買い物したり、美味い物を食べたり、昔の知り合い達と飲みに行ったりして心の傷を癒していました。←しつこい
で、旅行の後半には温泉にも行って来ました。
場所は珠海の港から早馬で1時間くらいの「御温泉」でござる。
メンバーは・・・
カワウソ 浪人中
S之介 南山藩 だらだら奉行
Bきち姫(女性)、留学中の知り合いで、現在南山藩の輸送奉行
T政殿、福永藩士 製造奉行
T政殿の友人である大殿、松岡藩士 製造奉行
八姫、温泉幹事 、麻呂の元同僚 広州藩 営業奉行
H姫、麻呂の旧友 広州藩 会計奉行
以上、七人の侍(?)である。
カワウソ「おお、入り口はかなり豪華な感じですな。」
注:当時は写真をアップしてました♪
この温泉にて一泊しましたが部屋の作りは日本風、ベットではなく布団、しかも日本風の浴衣を着るのである。
(アップしたフォト参照、カワスソの湯上り浴衣姿そのすじでは生唾物である。しかも、若干パンツが見えているかもしれないが、その辺はサービスである)←おい ※当時は写真をアップしてました♪
そして、まずは夕飯前の温泉。
ちなみに、この御温泉は混浴である。←うひゃー!
だが、残念ながら水着着用でござる。←あかんたれぶー!
なんと、内風呂は無く、全て露天風呂。
すごいのは浴槽の数
サウナの種類も含めると20種類くらいあったかも・・・
従業員の教育も完璧で、挨拶は当たり前、浴槽と浴槽とを行き来するサンダルを脱ぐたびに、そろえ直してくれたりなんかする。
全ての浴槽にはバスタオル完備、脱ぎ捨てても新しいバスタオルを準備してある。
温泉に入っていると、紅茶や生姜湯、ジュース等を持ってくる。(もちろん無料)
プールも有れば、岩盤浴をしながら足マッサや耳掃除、顔マッサもしてくれる(有料)
軽食も取れるし、アカスリ、関心した点は、順番に浴槽を空にして掃除もちゃんとしている。
そして、感激の24h営業である♪←傷心旅行中・・・
深夜に入りに来ても問題なっしんぐ♪←おいおっさん
そして、夕飯の後は、部屋に戻って、酒飲みながらの大トランプ大会である。
大貧民(大富豪)、ババ抜き、七並べ、ダウト等で騒ぎまくる。
夜もふけて・・・・・
ピンポーン♪
カワウソ 「何奴!」
S之介 「このような夜更けに」
T政 「まったく」
大 「こんな夜中に非常識じゃ」
Bきち姫「・・・・・」
がちゃ(ドアを開ける音)
カワウソ 「ん?宿の娘」
宿の娘 「お武家様申し訳御座いません・・・」
S之介 「なんでござるか?」
宿の娘 「他の部屋から、深夜にも関わらず騒がしいとの苦情が・・・」
カワウソ 「なぬ!」
「どういたす、慎之介どの?」
「この娘、手打ちにするでござるか?」
S之介 「ふむ・・・やはり、部屋に連れ込んで、くるくる回すでござる!」
T政 「なるほど、あ~れ~の刑でござるな!」
カワスソ「まさしく!」
大 「是非もなし!」
H姫 「・・・・・・」
八姫 「・・・・・・」
Bきち姫「チョイ待ち、あんたらがあ~れ~じゃ!」
「悪いのは、うちらじゃ、静かにしょ」
カワウソ「はい・・・」
S之介 「しょぼんでござる」
カワウソ「では、夜もふけた事だしそろそろメインイベントを・・・」
S之介 「そうでござるな!」
Bきち姫「ん?」
T政 「温泉と言えば決まってござろう・・・」
カワウソ「まさに!」
「枕投げ合戦でござる!」
大 「では、始めるでござる!」
カワウソ「とりゃー!」
八姫 ボゴッ!(枕が当たる音)
「きゃー!」
「なにすんねん!」
「おりゃー!」
S之介 ふごぉ!
「なにくそ!」
多分、数秒で全員のテンションはMAX状態。
正に合戦状態!
しかも、この枕投げが、布団投げに移行するまでは、わずか数分でござった。
そして、拙者は見事に討ち死にでござる・・・・
こんな感じで騒ぎまくりました。
そして、朝になり、又温泉に入ったりして、午後におきらく極楽で戻りましたとさ・・・・
カワウソ「又、ここに皆で来たいでござるのぅ・・・・」
「しからば・・・」
「しからばごめん!」
パカラッ!パカラッ!(馬の音)
カワウソ「武士は泣かぬぅ~」
つづく
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