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わたし
ラフィーネ
「わたしを、誘惑出来たら
王子として認めます。」
彼は、苦笑した。
元ラブメンズ帝国
アツィール・ヘレス
「これまた、難しそうだが…
まあ…頑張ってみよう。」
わたしは、アツィール様に微笑みかける。
わたし
ラフィーネ
「じゃあ、まず…
わたしを見て、どう思います?」
わたしは、さっそく
アツィール様を見つめながら訊ねる。
元ラブメンズ帝国
アツィール・ヘレス
「そう、だな…//
力強く気高くて美しい、とは思う。
それに、大きくて綺麗な瞳で…」
座っていたアツィール様は
立ち上がり近づいてきて
わたしの髪にそっと触れ、胸がドキッとしたあと…//
耳元で囁かれ、顔が熱くなってきた//
わたし
ラフィーネ
「…っ//」
前の夫は、こんなに優しく
囁いてくれたことが無い…//
元ラブメンズ帝国
アツィール・ヘレス
「おや、可愛らしいお顔が
紅潮しているぞ…」
耳元で囁かれ、目線がそらせなくなる//
わたし
ラフィーネ
「…//」
アゴをくいっと、持ち上げられ
アツィール様の整ったお顔が近づいてきて…//
元ラブメンズ帝国
アツィール・ヘレス
「その、小さくて可愛らしい唇は
どんな甘美な味がするのか…」
っ…//
わたし
ラフィーネ
「はひっ…お、お待ちくださいぃ…//」
わたしの顔から火が出そうになった所で
アツィール様の至近距離にある
綺麗な唇に、自分の人差し指を添え寸止めする…//
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