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ヘブンバラの次の国王
「何であんたが!?」
とある天界の中の国「ヘブンバラ」ここは優秀な天使達が集まる場所だがその中でも優秀な天使が二人いた。
ライエルとダウエル。この二人はここでは一番優秀だった。二人は互い人切磋琢磨しあいもともとは小さい国にいたが、そこで成績をつけヘブンバラに移動できるようになり、そこでもまた切磋琢磨しあい、いつの間にかヘブンバラで一番優秀になっていた。
そしてついにはヘブンバラの国王が
「次の王はどちらかになってもらう」
と言ったため二人はどちらが国王になるか競っていた。選出方法は国民の人たちの投票と国王決定戦で2人が最終演説する。その投票数と演説を聞いた現国王の判断で決まる。
そして国王決定戦から30日前から二人は国民と接触はできない。その30日の間に国民の人たちに投票してもらうためだ。そして二人はその間に最後の演説の準備をする。
つまり国民の人たちからの信頼が厚い方が国王となるということ。
そして時は過ぎ国王決定戦の30日前となったので2人は、どこかの隔離施設に入れられそこで
「ライエル!すまんが勝つのは俺だからな」
「いいや勝つのは僕だよダウエル」
と握手をしてそれぞれ別の部屋で最後の演説を考えた。
現時点での投票数はほぼ互角。少しライエルの方が多く獲得しているように見える。
ダウエルはライエルの演説を聞いていた。自分よりも人を集めていることを知り少し焦っていた。
コンコンと部屋のドアをノックする音が聞こえた。
(今焦っているからあまり会いたくはないが仕方ない…ドア開けてやるか…)
ガチャ…
「はいどなたです?」
「わたしだ…」
「何故あんたが!?」
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