天使の羽ペン
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机の端に視線を転じる。いちごのような赤い色をしたクチバシに、丸く真っ白なフォルム――先日死んだばかりの愛鳥、ダイフクが澄んだ瞳でこちらを見つめてくる写真が飾られていた。 「それにしても文章で想いを伝えるなんて……ダイフクはすごいなぁ」 僕は白い羽が詰められたガラス瓶を床から拾い上げ、僕の小さな天使の遺影に向かって微笑みかけた。 「さすがは白
文
鳥だね」
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