1人が本棚に入れています
本棚に追加
「それじゃあ!」
「申し訳ない」
「え、え? 待ち合わせあっちじゃないの?」
「おーいっ!」
後ろを気にしていたはずの2人が正反対に向かって人波に埋もれていく。その背中に、人間の女性たちは声をかける。
しかし天使たちには声が届かなかったようで、すぐに姿が見えなくなった。
「「……?」」
顔を見合わせたナースとポリスは、すぐに目の前を横切って行ったやけにリアルな黒い羽を持つ悪魔に興味が移った。
ダルそうに背中を丸めているのに、周りから頭1つ分は背が高い。
「え、めっちゃ背高い悪魔!」
「しかも顔良っ」
最初のコメントを投稿しよう!