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うばたまの この夜なあけそ
日曜日の夜
1週間が始まるまでのカウントダウン
試練が始まるまでのカウントダウン
できれば外に出たくなくて
誰にも会いたくなくて
何もしたくない
それでもそんな思いは知らぬふりで夜はどんどん深くなり、そしてやがて朝が来る
明日なんか来なければいい
このまま時が止まってしまえばどれだけ楽だろうか
それでも憎たらしいくらい、飽きずに朝日は昇る
自分だけが時間に取り残されているかのようにその場から動くことができない
周りは忙しなく動いていく
その波に流されるように半強制的に自分を動かし、なんとか波に乗る
1週間の始まりに自分の意思なんかなくて、ただ周りに流されてなんとか社会に馴染もうとする
そんな日が明日からから5日も続くよと頭に警鐘が鳴り響く
それは煩くてうるさくて早く寝て仕舞えばいいと思うのに
寝たら明日が来るみたいで寝るのが怖くて
でもそんな自分が嫌で、虚しくて、ちょっと寂しくなって、、、
誰にも会いたくないのに人肌が恋しくて
そんな自分を知っているのはいつだって美しく綺麗に輝く月だけで、、、、、、
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