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ながながし夜をひとりかもねむ
特別なにかがあったわけじゃない
ただただ1人になりたくて
外とのつながりを全部断ち切って、自分だけの殻に閉じこもる
世界から自分以外の何もかもが消えて仕舞えばいい
そうしたら残るのはだだっ広い真っ白な空間で
自分で1人がいいと望んだくせに1人になるのはどうも寂しく、不安で心細い
自分を見失いそうで、そのまま自分も消えてしまいそうで
なんならいっその事自分ごと消えてしまいたいとも思う
でも自分で自分を消す勇気はなくて
1人がいいのに1人は寂しい
矛盾してるけどどうすることもできなくて
何をする気も起きなくて
寝ようと思っても頭の中をぐるぐる回る
楽しいことなんか浮かばなくてただただ虚しい
そんな時は無理に楽しいことを考えなくてもいい
頭の中にもう1人自分をつくればいい
その自分は同じ心境の自分な訳だから要は1人だけど1人じゃない空間ができる
悪いことばかりじゃない
悲しくなるし不安になるし心細くなる
でも、もう1人の自分に寄り添うことで、それでしか得られない安心感もあるのだ
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