プロローグ

1/1
前へ
/13ページ
次へ

プロローグ

ひらり……ひらり……と、舞う書類……。 それはまるで……花びらのように、美しく舞い散っていた……。 ニコッ。 目の前に座る男性は長机に両肘をつき、手を組むとその上に顎を乗せて……優しく微笑む。 そして……。 ゆっくり……と、唇を動かし……言葉を紡いだ。 さも、愉しそうに……。 一言……。 『クビ』と。 わたしは目を見開き……言葉を失ったーー……。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加