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そのうえ彼女はこれまでの私に対する数々の非礼に対する一言の謝罪もせず、恥ずかしげもなく、
「一緒に学校行こ☆」
と宣ったのである。
と言うか、これがうちへ来た用件なのだ。彼女は自分が一人ぼっちで登校するのがイヤだから私を誘っているのだ。
だが神を敬いイエス・キリストを見倣う私は、彼女に対して一言の文句も言わなかった。
それどころか私は彼女を寛大に許し、忍耐強く接し続けることにしてやったのだ。
『悪意に悪意を返さず寛大に許し、誠実に親切に接していれば、いつか私の誠意が通じ、私を対等に扱うようになるだろう』
と信じていたからだ。
私は訳あって、小学生の時に日曜教会学校へ通うのをやめてしまっていた。
だが私は神の存在を信じているし、聖書は神の言葉であると信じている。
だからキリスト教精神に則り、隣人愛を示すのだ。
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