とある幽霊の話し

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「ねえ、お父さん達はどうなったの?」 「お前の母親は山に埋めた、父親はさっき死んだと報告があった」 「そうなんだ、……それじゃこれで障害物はなくなったのね」 「ああ」 「私はこれからどうすればいいのかな?」 「未成年のお前には後見人が必要だ。だから遠い親戚の俺が買って出るわけだ」 「それじゃこれからは一緒にいられるのね」 「まあ、そおいう事だな、ゲヘヘヘヘ」 「それにしてもいきなり結婚式だなんてビックリ」 「お前は16歳、法律が変わって18歳からしか婚姻届けを出せないからな。せめて結婚式だけでもと思ってな」 「嬉しいわ」 「それでは誓の口付けをしてください」 「愛してるわ」 「これでお前は俺のモノだ、ガハハハハハハ」  こいつら絶対に呪い殺してやる
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