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俺のマルバツどうなるの!?1
無機質なアパートの一室で。
「んぁぅ……」
ベッドへ裸でうつ伏せに寝かされて。
「ふぁ……ッんッ」
なんで。
どうして。
水音と、無機質な機械の音がこだまする異様な空間。
ときおり聞こえる男の荒い息遣いと、俺の情けない喘ぎ声。
今の俺。
──俺。
なんで、俺。会ったばかりの男に股開いてケツの穴に異物挿入されてんの……??
でも頭がふわふわして。
そんなことどうでもよくなるくらいに気持ちよくて……。
機械音が俺の耳をつんざいていく。
ああ、そんなんじゃないのに。
そんなんじゃないのに。
ゾクゾクが止まらない。
「可愛いよ、千明(ちあき)くん。すっごく可愛い。ケツめっちゃ揺れてるけど知らない男にアナル開発されてるの、そんなに気持ちいいの?」
身体が震える。
「ちが、違うぅ……ッ、あんっ!も、うぅぅ……やあ……ッ」
よくないのに。
腰が勝手に天に高く持ち上がってて。
恥ずかしい格好になってって。
それにともなってバイブたちが重力に負けて、どんどん奥に突き刺さっていって。
良くなりたくないのに。
ケツに刺さってるバイブが。
エネマグラが。
アナルビーズ達が。
振動が気持ちよくて。
圧迫感が気持ちよくて。
快楽を逃したくて身をよじると、ナカに詰め込まれてるバイブたちもねじられて。
──ぐぷぷ。
ナカに押し入ってくる。
「はあぁぁァァ……んんッッ」
「お、イイトコ当たった?」
否定しなきゃ。
「ちが……ッッ」
「違わないでしょ?……ほら」
男の手が玩具達を手のひらでグイッと押し込んでいく。
ナカの良い所を玩具達に弄ばれる。
「ひゃあぁァァァんん!!ダメダメソコ、だめぇッッ!!だめだからぁ…押し込まないでぇ……っ」
ダメなとこにバイブたちが当たって声が止まらない。
身体に力が、はいらない。
「ああァァん……も、ヤダァ、やら、やんンン…ッッ」
声とともによだれが止まらなくて、素知らぬ男のベッドシーツを濡らしてしまう。
「気持ちいいんだね、かわいいよ。千明くん」
振動が脳に響く。
響いて。
その疼きは下半身にもやってきて。
「またキちゃうから、もう抜いてぇ……」
やだ。
やだ。
またクるのやだ。
「や、やら、またクるから、もうイキたくないぃぃ、ヤダヤダやだああァァやはああアア〜〜……ッッ!!」
射精と同時に身体がビクビクンと脈打って弧を描く。
「ふふ。上手にイケたね」
「ふあぁ…ぁぁ……」
もう何度イッたのか分からない。
身体は気だるいのに振動と快楽は続く。
分かんない。
分かんないくらい、気持ちよくて。
ぐちゃぐちゃで。
もう。
どうにでもして欲しくて。
はやく終わって欲しくて。
……終わってほしいのに。
身体の疼きが止まらなくて……。
なんで俺、こんなことになってるんだろう??
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