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「あ、はっ…、お戌様、もう私」
「どうした、かやの、今夜はいやに欲しがっている。ここが糸を引き、ひくついているぞ」
「あ、ああっ」
大きく開かれた脚の中心を描き回していた3本の指が引き抜かれる。
男の薄い舌が、その指に纏わりついたぬめりをこれみよがしに舐めとった。
神々しい銀の髪が、月の光に照らされて輝いている。
男は、この村一帯を司る、山狗の神様、皆からはお戌様と呼ばれ、親しまれている荒神様だった。
細やかな愛撫にじっくり慣らされ、惚けたように男を見つめているのは、この村の娘、かやの。
お戌様は、かやのの手を取ると、くったりと力の抜けた彼女の身体を引き起こし、己の膝に乗せ上げた。
「あ、あの…」
不安げに瞳を揺らす娘に、お戌様はにっこり微笑みかけた。
そうしておいて、背中に彼女の両手を回し己の胴につかまらせると、対面に座らせた形で、かやのの内膣に思い切り己を突き立てた。
「あ、あーーーーーっ」
かやのはたまらず、ひと際大きな声をあげた。
「ああ…かやの。かやのの中は…いつもぎゅうっと締まっていて気持ちいい」
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