エターナルライト

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『ごめん、ちょっとキツイ』 『…え?』 『栞里の"頑張れ"とか、笑った顔がプレッシャーになる』 『え』  遠ざかって行く彼の背中と、命を終えて地面に転がっているセミの姿が、胸の痛みと共に脳裏に焼き付いた。  自分の全てを拒絶された。  私の心は今でも、あの日にとらわれたままだ。
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