16人が本棚に入れています
本棚に追加
入学してから1ヶ月が過ぎた頃、1つ年上の 亮太くんから突然告白された。
「いつも元気で明るい所が好きだよ」って。
何となく付き合う事にした私だったけど、いつの間にか彼の事を大好きになっていた。
1年4ヶ月、私は毎日笑っていた。
幸せだった。
亮太くんの事が、大好きだった。
フラれたのは高2の夏の終わり。
亮太くんは、家庭の事情で「どうしても大学は国立じゃなきゃいけないから」と毎日必死に頑張っていた。
なかなか上がらない模試の結果に追い詰められていた。
そんな亮太くんの事を、私は私なりに励ましていた。
つもりだった。
まさか自分の存在が、亮太くんを追い込んでいたなんて思いもしなかった。
最初のコメントを投稿しよう!