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「私、金属アレルギーなの」
彼女が言う。
俺もそばがアレルギーだからわかるが、親しい人に自分のアレルギーを伝えることは大事だ。
場合によっては、命にかかわる。
彼女とは彼女の告白を受けて付き合いだした。
容姿やスタイルは完全に並以下だが、数年間の女日照りにあえいでいた俺は、その告白を受け入れた。
しかししばらくすると、俺の目の前に美女、おまけにスタイル抜群の女が現れた。
しかも俺は、その女と付き合うことになったのだ。
そうすると不細工で寸胴な女は邪魔でしかない。
気乗り薄のままずるずると数か月の交際を続けてきた上に、おまけに現在二股なのだ。
このままではよくない。
俺は彼女に別れを切り出した。
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