お化け屋敷(2)

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お化け屋敷(2)

僕に念願の恋人が出来た。 だが、まだデートもろくにしていない。 恋人との距離を近めるのは、おばけ屋敷に 限る。自然と身体が触れ合う事を期待して、 僕は恋人をおばけ屋敷に誘う。 ここ店のおばけ屋敷は、怖いという評判だ。 手が込んだ特殊メイクで人を驚かす。 おばけ屋敷の中に入ると、恋人は僕の腕にしがみついてくれる。 作戦成功。 だが、ここにあるおばけ達は、かなり怖い。 メイクに特徴があり、一見すると本物のおばけや妖怪に見えるのだ。 僕は、恐怖と驚きで疲れてしまった。 やっとの思いで恋人と二人、出口の近づく。 外に出ると、スカウトマンが鎮座している。 恋人がスカウトマンの目に止まる。 「ここで働きませんか?貴女なら特殊メイク無しに 稼げますよ。すっぴんでいけます。」 この店は風俗店よりも稼げるらしい。
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