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『破片に気をつけて』
と、志津里が言ってきたので、私は大きくうなづいた。
そして。
『豊作と話してきて。私では、きっと聞き取れない。
あなたとなら、もっと話せるかもしれない』
とも言ってきた。
『わかっているよ』
と、私は言って、片付けを終えてから豊作の部屋へと向かった。
とりあえずとカタチだけノックしてから部屋へ入ると......。
豊作はベッドの上で膝を抱えていた。
「父さん、さっき倒れたよね?大丈夫だった?」
と、いつもの優しい豊作へと戻っていた。
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