身分違いの、わたしの恋

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 王子の温かい胸の中で泣いたのは、そんな自分が嫌だったから。  愛していると体を許して逃げた。  泣いてしまった。  黙って逃げたのは、惨めなのは私は貧しいからだけれど、それを悟られないようにしなければならないと思ったから。
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