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軋む恋4
嫉妬の気持ちが本田の心に湧き起こる。
本田は豊田に頼んだのを後悔したが、後の祭りである。
二人は仲良く喫茶店を後にして出て行った。
…豊田の事だ!この後ホテルのベッドを揺らすのだろうか?…
と、卑猥な妄想をする本田だった。
それと同時に虚しい心が湧き起こる本田。
ふと、前を見ると一人でコーヒーを飲む女性。
出会い系の美人とは違うが、質素で控えな感じの女性。
…何故一人でいるのだろうか?…
好奇心が彼を奮い立たせる。
普段はおとなしく、女性に対して臆病で勇気のない本田であるが、
豊田達の姿を見ていて、嫉妬を感じたのだろう。
自然に彼女に声をかける本田。
「お一人ですか?」
驚き、顔を上げる日野。
目と目が会う二人。
運命の二人か?
日野敦子も感じていた。
豊田と鈴木のあの様子を見て、寂しさと羨望と嫉妬を!
日野敦子は本田の同席を拒む事なく許す。
二人は何故か意気投合して話しが弾む。
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