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「なァ、今さら他の男で満足できるわけ?」
乱暴に私を抱きながら、いつもの気だるさはどうしたのかその声に焦りを滲ませる貴方。
対する私は強すぎる快感に何か言おうにも、声は言葉になる前に悲鳴に近い喘ぎ声となって漏れるだけ。
「ひ、あっ、やめっ、」
「やめろだァ? 俺に犯されんのが気持ちいいくせによォ」
冷たく私を見下ろしながら、その黒い瞳はやっぱりどこか余裕がなくて。
逃げ場の無い快感から逃れようと身を捩る私の腰を押さえ、私の中を激しく抉る。
「やっ、あぁ!?」
「俺でこんなに感じといて、俺から離れられんの?」
「あ、ずきせん、ぱ、やっあぁ、や……め、」
「千夜子がわりィんだろ?」
何度達したか分からない。朦朧とする意識の中、彼が私の中に吐き出した欲望の熱さだけを鮮明に感じていた。
──ねぇ先輩。どうして貴方がそんな顔をするの?

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