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思春期中学生
「…………これで、いいよね?」
日付は、日曜日の深夜、23時55分。
とある、女の子は、来たる、時間を待つ。
彼女の、名前は、「桑野ココロ」。
現役の中学生。
今年で、14歳になる、地味な女の子。
好きな事は、日朝の、アニメを観ること。
なぜ、この時間に起きているのか?
次の日は、月曜日。学校がある日だが、ある目的の為に、起きていた。
それは、好きな男子が、出来たからだ。
彼は、見た目は、地味。
「桑野ココロ」と、よく似ている。
好きになった、きっかけは、彼と、その男友達が、ある話しを、私は盗み聞きした。
それは、彼も、アニメが好きだと分かったからだ。
ジャンル問わず、深夜アニメから、日朝のアニメも、観るとの事で、かなりのオタクと分かったからだ。
彼と、アニメの話しをしたい!!
段々と、彼が気になり始め、やっと、気づく。
「彼が好き」
毎日、彼と会話してみたいと、考えるが、内気な性格のため、中々、難しい。
「どうすれば、いい?」
そう、考え、スマホを、イジり、異性の話し方を、ググり、ある、方法を見つけた。
「異次元の自分」
それは、今、噂話しとして、流行っている、おまじないだ。
やり方は、至ってシンプル。
まず、大人サイズの大きな鏡1つ。
あと、スマホ。
懐中電灯か、又は、ロウソクを準備。
日付が、日曜日から、月曜日に、切り替わった、その時間。
スマホを使い、部屋を暗くし、懐中電灯か、ロウソクの明かりで、鏡の、自分に、根気よく、スマホ越しで、話しかける。
すると、鏡に写った、自分が、話してくれるとのこと。
胡散臭いと、皆さん、思うでしょう?
だが、この、話しは、本当に、自分のニセモノが、現れるという、話しだ。
その、体験話は、かなり、ネットに出回っていた。
具体的に、調べ、桑野ココロは、その、おまじないをしようと、考え、今に、至る。
「…………あと、3分。お願い!!上手くいって!!」
桑野ココロは、そう、言葉を出し、時間を待つ。
部屋を暗くした。
ロウソクの明かりの方が、雰囲気出るのでは?
そう、考え、ロウソクに、火をつける。
「あと、1分!!カウントダウン開始!!……………50,49、48…………」
ドキドキする。
上手くいってほしい!!
「スマホ、OK!!よし、来て!!異次元の私!!」
深夜だと、人間は、謎のテンションが上がる!
「3、2、1。…………今だ!!」
カチリ。
日付が、日曜日から、月曜日に、切り替わる!!
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