2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめん、やっぱり…変なこと言ったかもしれない。忘れてくれ」
律が逃げるようにその場を去ろうとした瞬間、綾人がそっと律の肩に手を置いた。その手の温かさが、律の心を揺さぶる。
「言葉足らずで悪かった。俺も、こうして関口が俺のことを気にかけてくれるのは、嬉しい。」
その優しい言葉に、律の不安は少しだけ和らいだが、同時に辻への想いが一層深くなっていくのを感じた。まだはっきりと答えが見えないままの二人だが、心の中に芽生えた想いは少しずつ形を持ち始めた。
最初のコメントを投稿しよう!