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ある日突然───
前からいきなり抱きつかれ驚いて突き放すとそこには───ありえない顔が……
なんで?生きて?!
でも……あの日確かに死んだよね、、、
───
驚きすぎて瞬きもせずに見つめていると
「会いたかった」
嘘でしょ?これは幻?それともそっくりなニセモノ?
「忘れたの?僕のこと……」
あまりに突然の出来事に呆然と立ちすくむことしかできない
「僕だよ!」
「誰?」
「だから僕でしょ!!」
「僕ってだれ?」
「僕はぼく!」
「あなたは死んだはず!」
「はっ?!」
「どこから来たの?」
「気づいたらここにいた…」
この人何を言ってるの?そっくりなニセモノ?
でも会いたかったって……
いきなり背筋がゾワゾワとしたかと思うと目の前の彼が揺らめいた
なに?どうなってるの?
怖い……ソロソロっと後ずさりして逃げようとしたら
「どこ行くの!」
目の前からいきなり背中に抱きつかれた
「ひっ!」
もうパニックで呼吸が困難になり意識を失った
───僕はだれだ? 死んだだって?嘘だ!こうして普通に話して歩いて……でも記憶がない……僕は幽霊なのか?僕は目の前の彼女に会いたかったって言ったけど、そもそも彼女は誰だ?彼女は何者なのか?僕は何者なのか?
───たしかに私が目の前の彼を殺した!なのに目の前にいる……どういうことなの?もしかして私を恨んで幽霊として現れた?
目を覚ますと目の前の彼は消えていた
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