手 心 巡

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手 心 巡

育てることは 手が掛かる 毎日 毎日 気も遣う 体力もいる 疲れもする もう嫌だ と思ったり 投げ出したいときも有るだろう 投げ出す瞬間も 有るだろう それでも結局戻ってきては やっぱり手間をかけるだろう 気持ちもがっつりかけるだろう なぜだろう なぜだろう 育てることは 何のため? 生きてくための 収入源 自分が食べて 生きるため 我が子だから 生かすため 家族なんだ 大切な とても大事な 私の趣味 家畜 人間 ペット 植物 いろんなカタチがあるだろう 間違いなどは わからない 正しいすらも わからない 生きているから育てることは  確かに理解に難くない 生きてものは これ如何に? きっと きっと おそらくは あたしにとっての 育てる は 時間 と 想い と 手を触れる 素材の調理も ある意味 育て 材料からの完成も 完成したものか経る時間  大事にされたら また 育つ 生きているもの 生きてもの 何れにしても 感じるは 育てたものに また育てられ 巡り廻って 己も育つ そんなものでは ないだろか だから続いてきたのだろう あたしの中では そう思う 育て 育ち 育てられ 巡り廻って なにかを育てる 命は続き 絡み合う 思いも絡み 遺りゆく カタチを変えて綿々と それにあたしは 焦がれるようだ どうやら おそらく そのようだ
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