夕日の色は茜色

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どうやら人間の命と引き換えに浮かんでいるらしい。 魔法的なものなのだろうか。 そしてその兵士たちは「次はおまえたちの番だ」と言って僕たちの手を前に出させて縄で結び、城まで連行した。 城につくとボクたちは王様に謁見することになった。片膝をついて頭を下げる。 その王様は贅沢をしていることがひと目でわかる体格をしており、見下した視線で僕たちを眺めた。 そして彼女を見るなり「おまえは助けてやってもよいぞ」と言った。
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