夕日の色は茜色

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「それが王のすることか!」と僕は怒鳴った。 王はゆっくりこちらに視線を移す。僕の隣にいる兵士が剣の切っ先をボクの喉元に突きつける。 「なんだってぇ?」と王は怒りを顕にしている。 僕はすかさず立ち上がり兵士に体当たりした。 王は驚いた表情を見せ、兵士は尻餅をつく。 彼女の縄を持って僕たちはその場から逃げた。 しかし場所は城の中。そして空中都市。一体どこに逃げればいいのだ。 そう思いつつとにかく走った。
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